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慈光山 圓福寺

紹介

慈光山圓福寺は白雉三年(西暦六百五十二年)に法道仙人により建立された兵庫県西脇市黒田庄町石原に在る真言宗東寺派の別当寺です。

聖観世音菩薩像が祀られており、水の尾観音とも呼ばれています。

圓福寺

同寺は近くの森ノ本にあった春日神社の神宮寺とされていますが、明治の神仏分離政策により春日神社は田高の現在地に遷宮となり、圓福寺は大正三年頃まで法印さんがおられ、1組の後藤氏宅に風呂を使いに行かれたようです。

また、寺の圃場が三反田程度あり、住職が無くても本山への勤めも果たしてまいりましたが、昭和二十三年農地改革により処分して以来収入もなくなり、一時、市原の西仙寺の兼務寺となっていましたが、昭和三十五年頃、廃寺の手続きを取り、残った堂宇は、すぐ東の水の尾観音堂の籠り堂として使用されています。

「黒田庄よもやまむかし話」より

観音堂

今から約三百五十年前、宮崎好博氏のご先祖により持山の山懐に観音堂を建立して、後世に残すため田を一反つけて村に寄進されたようです。

御詠歌
𛁟 きつせや
𛂙 尾山 𛂜
観世音
守らせた 𛃄
老もわ 𛀙 きも
聖観音の真言
おん そわ 𑖌𑖼 𑖁 𑖩𑖺 𑖩𑖰 𑖎𑖿𑖭𑖿𑖪𑖯 𑖮𑖯
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